ベトナム研修を終えて (後記)

今回、2日目以降、ベトナム中部地方に台風が接近・上陸していたため、気温は高いものの風があり以外と涼しかったです。とはいえ、建物と外とは寒暖差があるため体温測定などの健康チェックを徹底し、水分・塩分補給を心がけました。

行程途中、アレルギーによる発作症状が出た学生、微熱が出た学生がいましたが、持参薬での対応や休憩を取り、水分補給させるなどで現地病院に受診させる必要がなかったことなどスムーズに行程をこなす事ができました。これは、ベトナム委員さんが報告・連絡・相談を徹底し、それぞれの役割を果たした結果が大きいと思います。

3泊5日と短い期間でしたが、ベトナムの環境、文化、習慣に触れることができたこと、病院等の施設見学やベトナムで活躍されている方々との交流によって研修旅行の目標である日本とベトナムの看護活動について考えることができました。また国際看護の視点から自分達に何が出来るのか、今の自分を見つめ直す機会を持つことができたのではないかと思います。

最後に研修旅行学生スムーズに進むようにご尽力いただきました旅行会社の方々、現地通訳の方々に感謝申し上げます。

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ベトナムの交通事情

移動は常にバスですが、ビックリするのは道路狭しと走るバイクの多さ。交通事故が日常茶飯事ということも納得できます。1台のバイクに家族4人乗り、小さい子をお母さんの膝に立たせて乗せています。車と車の間を縫うように走っています。


とにかくバイクが多く、道を横断することは命がけです。私達は信号機のある所しか横断できません。

最終日、オプショナルツアー

最終日、学生達は3班に別れてオプショナルツアーに出かけました。

1 班ミトー観光  47名

ミトーのメコン川クルーズはホーチミンの中では有名な観光スポットです。小舟にはガイドさんがいてジャングルの中のクルージングを楽しめます。学生参加数もこのツアーが一番多く人気です。

2班クチ 9名

ベトナム戦争当時の生活を今に伝えるトンネルを観光したり、その歴史を肌で感じることができます。

3班スイティン公園 12名

このブログではスイティン公園の様子を伝えます。

まずホーチミン市内で飲茶ランチ食べました。


ホーチミン市内から1時間弱の所にスイティン公園があります。ネットで調べたところ、「世界の有名テーマパーク12選」に選ばれたとか。この12選の中には東京ディズニーランドも入っています。平日のせいか園内は空いていました。ここで日本にはないアトラクション「ワニ釣り」を体験しました!

正面玄関で集合写真


園内は105ヘクタールと東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせたよりも広いとか。(ネット情報)目的のワニ釣りのところまでカートに乗って園内の様子を見ながら回って行きます。

プール、オブジェが何とも言えないです。


木に願い事を書いた短冊をぶら下げているそうです。日本の七夕のような感じですね。


ワニ園、入口から学生のテンションは上昇していきます。通訳さんの情報では30000匹のワニがいるとか。


ワニ釣りの様子。学生のテンションはマックス!!エサを食いついて引っ張られるのですがかなりな力です、釣ることはまずできない(竿が折れてしまいそう)と思うので「釣り」と言うより「餌やり」という感じです。



ワニ釣を楽しんだ後、1時間15分ほど自由行動。「お化け屋敷に行こう」と言ってた学生もいましたがベトナムのお化け?どんなものなんでしょうね。ここで一番高いアトラクションで80000ドン(300円)だそうです。


スイティン公園を後に集合場所へ向かいます。はしゃいだせいかバスの中でしばしの眠りについていました。

各自最後の買い物と食事をして帰路に着くためタン・ソン・ニャット空港へと向かいました。例年、出発便、帰国便共にトラブルがあり、2年前は帰国便が6時間遅れでかなり疲労したこともありましたが、今回は予定通り出発でき、帰国の途に着きました。

ベトナムで活躍されている方との交流

3日目、最後のスケジュールはここベトナムで現在ご活躍されている3名の方をお招きして今に至るまでの経緯、そして看護を学ぶ学生へのメッセージをいただきました。

チョーライ病院視察でレクチャーをしてくださったヒェン看護師長は日本で看護師資格を取得したきっかけや今の役割り、これからの展望についてお話ししてくださいました。ベトナムは診療の補助が看護の役割であるが、日本で看護を学び、患者の生活を支援することの大切さを学んだ、そして新設予定の第2チョーライ病院では、患者と目線を合わせること、患者一人が一台のベッドを使用できるようにしたいと話されました。


ツーズー病院平和村職員、現在日本の広島国際大学客員教授であるドクさんは、2015年から日本とベトナムの平和大使を務められ、現在もボランティア活動を積極的にされてらっしゃいます。ベトナム戦争で枯葉剤の影響を受け結合性双生児で産まれたドクさんは、自分が出来ることは自分のような人がいなくなるに平和について伝えていく事であり、日本の医療技術の援助を受け、今の自分がいることの感謝の意を表され、日本は第2の故郷とおっしゃられました。


最後に、元ストリートチルドレン ・孤児院や貧困家庭出身の若者達の職業訓練・自立支援を目的としたトレーニングレストラン  フーンライ  を経営する白井 尋さんは先ず、ご自身の人生を変えたかった・未知なる自分に会いたかった、そして自分のできること・すべきことを考えたとベトナムでの活動のきっかけを話されました。そして支援とは、人生のチャンスを与えること、そこでは知識・技術だけではなく、目の前の人の心を掴める「人間力」が不可欠で、「人間力」を育成することが重要である。そして「人間力」を養うためには人として何が正しいのか、人の心の内なるものを見ること、意識的に自分を高めていけるよう努力することが望まれる。看護の仕事は可能性に溢れており、あらゆる選択肢がある。学ぶときに学び、主体的に責任を持って行動することで前向きに充実でき、ひいては患者さんの満足に繋がると述べられました。


3名の方のメッセージに学生達は真剣な面持ちで聞いていました。

レクチャーの後は食事をとりながら和やかな雰囲気の中、会は終了となり、学生にとって有意義な時間を過ごす事ができました。


予定通り、関空着!

予定通り7時20分関空に到着しました。

途中、微熱が出た学生もいましたが大事には至りませんでした。今年で8回目となるベトナム研修で初めて現地病院に受診することなく研修旅行を終了することができました。皆で拍手をして解散となりました。


研修3日目のレクチャーと最終日のオプションナルツアーはこの後アップいたします。

3日目、市内観光と視察研修

研修旅行3日目。そろそろ疲れも出てくる頃で体温を測る1日3回の健康チェックは重要です。現在のところ、病院受診が必要な学生はおりません。朝6時に起き、朝食は7時30分には済ませるようにしています。学生はしっかり食べているようです。ベトナムと言えばフォーが有名です。パクチー など、香草を入れて食べるベトナムヌードルです。 

朝食を済ませ1組、2組に分かれてホーチミン市内観光とベトナム南部の最大国立病院であるチョーライ病院へ。

まず、市内観光の様子をお届けします。

サイゴン大教会    フランス植民地時代に建てられたネオ・ゴシック様式の教会。パリのノートルダム寺院と同じ素材を使って建てられたとの説明をガイドさんから聞きました。中央郵便局も合わせてプチ ・パリと呼ばれているそうな。教会内のステンドグラスはミサのため見ることができませんでした。 残念!  マリア像の前で2組クラス記念写真を撮りました。


中央郵便局   

サイゴン大教会と共にフランス植民地時代に建てられた建築物で現在も郵便局として機能しており、アオザイを着た職員が働いています。日本への郵便代は15000ドン(75円)で友人に出した人もいました。国際郵便代にしては安いですね。こういうところからもベトナムの物価事情が伺えます。

正面の肖像画はベトナム建国の父と呼ばれるホー・チ・ミン氏。学生達は郵便局内の様子を見て回りました。

ベトナム戦争跡博物館  

 ここでは戦争による酷い爪跡が伺える写真や実際に使われた爆弾などの展示物を見ました。通訳の方の説明ではこの戦争による一番の被害者は子供とその母親だと言われました。枯葉剤によって影響を受けた子どもの写真は言い表せないほど衝撃的でした。平和であることに慣れてしまっている私達は改めて戦争と言うものを考える機会を持つことができました。博物館の外では戦車やミサイルなどコレクションがありました。

 

チョーライ病院視察研修     チョーライ病院は日本政府の協力、援助により設立されたベトナム南部最大の国立総合病院です。この病院は第3次紹介病院としての役割りを持ち、重症患者の受け入れ、実習施設、医師や看護師の研究機関また国際協力を担っています。レクチャーをしていただいたヒェン看護師長さんは日本で看護師資格を取得された方です。チョーライ病院は本校以外に京都大学や九州大学などその他多くの日本の看護師学生のための研修を受け入れてくださり、ヒェン看護師長は日本担当者と言われていました。

現在スタッフは3900人その内看護師は1700人。1日の外来患者数は5000 人だそうです。ベッド数1930床にたいして2016年度は入院患者数、1日2700人でオーバー分はストレッチャーでカバーしているそうです。実際に施設内を見学して部屋にも廊下にも所狭しとストレッチャーに寝ている人を多く見ました。日本では完全看護ですが、ここでは家族が常に看ることになっており、家族のスペースはなく、廊下にゴザを敷いて座っている人を何人も見ました。

ヒェン看護師長の通訳で癌センター、一般病棟、救急センターを見学させていただきました。午後からの見学だったので空いているとおっしゃてましたがそれでも、 常に人が溢れているいう感じでした。



    2日目午後、ベンタイン市場視察と現地学生との交流

    ベトナムの環境に触れるという目的で宿泊先のホテルからほど近い所にあるベンタイン市場を視察して来ました。ここはベトナムらしさを味わえるとして観光名所の一つになっています。市場の中は食品や雑貨、洋服類 などいろんなお店がありまるで迷路のようになっていました。


    昼食、休憩を取った後は「さくら日本語学校」のベトナム人学生との交流です。グループに分かれて、コミュニケーションを図りながら街歩きやショッピング、夕食を共にしてお互いの生活、文化を学ぶことを目的としています。

    地図を見ながら巡る場所を相談する学生達の様子。始めは気を遣いながらですが、直ぐに打ち解け合い、笑顔で出かけて行きました。